愛着が湧くということ。

周りから見て何とも思わない車でも、個人個人においては特別な思いっつーのがあるものです。この500もそんな一台。

Kさまの500に対する愛情が僕にも乗り移り、ここまでの作業となりました。500の構成パーツとしてはこれでもほんの一部のリフレッシュですが、走りのイメージと安心感はすごく高くなったと思います。Kさま、あともう少しで完成です!

キリキリ酒井

車検のハナシ。

気が付いたら『朝イチ車検』が僕のライフワークのようになっている今日この頃ですが、初めて自分でユーザー車検に行ったのは25年くらい前ですからかなりのベテランではある(^_^*) でも何回行っても毎回緊張するのが車検。そして検査官にも気を遣い媚を売る。緊張する理由は現代の車なら目を閉じてても楽に通るのに古い車だと整備していってもライン上で何言われるか分からなくて不安だからだ(´∀`)

ちなみに車検って車が調子悪くても通っちゃったりするし調子が良くても通らなかったりする。ちなみにブレーキ、スピードメーター、サイドスリップ、排ガス、灯火類が問題ないなら合格しちゃう。だから車検通すことと整備は別物と考えて欲しい。古い車は特にね(^o^)

キリキリ酒井

2018明けましておめでとうございます!

そういえば新年の挨拶を忘れてのいきなりのブログスタートでしたね(´∀`) 今年もヨロシクお願いいたします(^o^)

先日のブログは少し反響があって色んなコメントが頂けました(Facebook上で) 皆さん、意外にもしっかり治していく派だったので嬉しく思いました。ただ修理をする側からすると複雑な気持ちでもあるんですよね。だって『幾らで治る』っていう保証もないままに整備スタートする車もあったりするわけですから『お客様お支払してくれるかな?』といつも不安です(´∀`)

で、改めて思ったことは

中古車は年輪を感じながら維持していく

これに尽きるかな?と。

もちろん常日ごろから神経尖らせて愛車と向き合うのも良いですが、多少の問題点も原因が明確に出来て慌てなくて良ければ少し先延ばしにして乗り続けることもバランスの良い乗り方かなと考えます。

そんなカーライフのお手伝いが出来たらいいな(^o^)

キリキリ酒井

多走行車の修理いろいろ話。

自分の車でもお客様の車でも『どこまで修理するか?』が毎度毎度の課題です。特に故障の先が見えない旧車や多走行車はなおさらです。例えばタイミングベルトの交換時期がきてその作業をやるとします。詳しい方ならご存知なように、タイミングベルト交換といってもそれだけじゃなく、テンショナーやウォーターポンプも一緒に交換するのが定番メニューです。ただ、多走行車の車であればそのメニューにプラスしてカムカバーパッキン換えたり燃料ホースも変えた方が良かったり走行の少ない車以上に出費が嵩んでくることが想定されます。全てが出来れば理想でしょうがお客様にも予算の限りがあるでしょうから『何を優先してやるか?』をお客様と念密に相談はします。

でも本音はやっぱり絞り込んでの修理よりは徹底的にお金を掛けてしっかり修理したいなぁ…って思う。

ただ、

ここまでお金掛けて蘇らせても新車になった訳じゃないからまた壊れる時が来るだろうな…

お客様はそれで良いのだろうか?

そんなことが頭の中をよぎります。

なんでも治して末長く乗っていただくことがポリシーの僕からすると提案しにくいことなんですが、乗り換え案も提案した方がいいのかなぁ…と思う今日この頃です。

キリキリ酒井

車検のハナシ。

少しご無沙汰してます。

自分で乗ろうと思った306カブリオレが壊れたり、んじゃこれ乗ろうと思ったパンダが売れちゃったり(ま、これは嬉しい事ですが) 自分の足クルマが確定しない今日この頃です(´∀`)

ジムニー緊急入庫よん♫

さて、思い付いたことを書いていく猫路地倶楽部ですが、車検のあり方や方向性について一言。車検の時に何も大きい整備を集中させることもないんですが、殆どの人が車検のついでにってことで色んな不具合の修理を依頼してきます。ま、それはすごくいいことなのですが、でも実際は蓋開けてみると「これやらないと車検通らない…」ような依頼事項以外の修理内容も多かったりするのが現実。そして全てをやろうと思うと金額が折り合わなくなる。。。

  • ラーダニーヴァも入庫しましたよ(^。^)

あとは悪いところがわかっているのに資金的な問題で直せない方。それでも「どうにか車検通せないですかね?」と言われ、しょうがないのでうまくごまかし車検通しちゃうケースも多々あります。

皆さん色んな事情がお有りですものね。でもガッティーナは皆様の味方でございますよ(^_^)

 

キリキリ酒井

ムル車検。

パンダの次に車検が厄介な時がある車。それがフィアットムルティプラです。個性的なライト配置(上の目がハイビームのみ)はともかく、光軸調整が縦方向しか出来ない。テスターでズレてても調整出来ないってワケ。

個性的な横顔ね(^。^)

そんな時は手動ラインのライト検査でちょっと斜めに入るしか手はない悲しい結末(´-`)(ただライト本体をずらす方法もあるがやってみれば分かるがそんな簡単じゃないのよ)  ロービーム検査が年式的に基本になるけど、カットオフにすればなんとか…といった具合。

さ〜て合格するかな(¬_¬)

キリキリ酒井

VWタイプ2車検

見るからに手強そうな車だけどやることやってあれば手強くもない。ただ、変な改造してる車はダメ。基本の状態に戻すのにまず手間が掛かる。旧い車は合格の確率から手動の2コースに入るんですが、この車は駆動はリアだけどスピードの検知はフロントタイヤからの入力なのでマルチの3コースに入らないとダメです。

合格しますように。

キリキリ酒井

パンダセレクタねぇ。。。

141パンダ。
いわゆる初代のジウジアーロデザインのパンダのこと。
型式がE-141だからそう呼ばれる。

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今でもすっごく人気もありチヤホヤされるのだが、段々と欠品してる部品が目立ってきてるのよね。。。マニュアル車はクラッチが滑って走らなくなったらまだまだ部品の心配の要らないクラッチキットを入手して交換すればいい。おっと!でもクラッチワイヤーはちょっと心配になってきたぞ…

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ま、マニュアル車はまだいい。セレクタはどうか?
パンダセレクタのオートマユニットが我が日本の富士重工のECVTが採用されてるのは有名な話。んで一般的に考えれば『日本製なら安心ね』『壊れても部品は日本で取れるね』なんて思ってる人が多いと思うんだけど、そうは問屋が卸さない!セレクタはちょこちょこ壊れる。理由は色々。乗り方、メンテナンスの仕方、それこそ丁寧に乗っていたって壊れる時がある。運なのだ。そして現在、壊れたときにほとんどのセレクタユニットの部品を入手することが出来ないのダ(泣) でもセレクタは女性を中心にいまだに人気がある。マニュアルで楽しむのが普通だと思っていた141パンダだけど、女性は形、色で十分に楽しめちゃうからセレクタを乗りたいって言ってくるわけ。

んじゃそんなお客様から『パンダセレクタ欲しいです!』なんてリクエストがあったときはどうしたらいいんでしょうね?実は以前こんなことがありました。パンダセレクタ欲しい欲しい女子に『壊れるからセレクタは止めたほうがいい!』と心からアドバイスしたんです。その子は『そうですか...残念です。』と言いながら悲しく帰られたんですが、なんとその3か月後に青いパンダに乗って現れたじゃないですか!え!?どうしたの?と聞くと『やっぱり欲しくて他のショップで買っちゃいました!』と。そしてその販売店の人からは『そんなに壊れないし、今調子がいいから大丈夫!』と言われ勧められたようです。うーん…売り方って難しい。正直にアドバイスすれば僕の売り方になってしまい、パンダに乗りたかった子の夢を崩すことにもなりかねない。現実を教えたうえで勧めるのも難しいし。どうしたらいいんでしょうね?みなさんの(特に女子の)ご意見が聞きたいな^^

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そんなかんだで現在、調子はいいけど事故により部品取りになったパンダと、綺麗だけどオートマが壊れたパンダが結婚しようとしてます(笑)セレクタの部品が手に入らない現在、一台のパンダを救うにはこういうやり方しかない。所詮中古のユニットだからいつまで壊れないで乗れるのか?もわからない。でも今度パンダセレクタが欲しい!っていう女子が現れたらこの車を出来る限りしっかりリセットして販売しよう^^

キリキリ酒井

復活!G10シャレード!!

タイベルのコマ飛びによりバルブクラッシュしてしまった初代シャレードでしたが、
ヘッドのO/Hとエンジン調整が無事に終わり、奇跡の復活を果たしました!
近日、詳細をUPしていきたいと思いますww

キリキリ酒井

中古車屋からみた中古車のハナシ

世の中、中古車のオンパレード。
Goo-netには387,337台
カーセンサーnetには394,347台
クルマ選び.comには139,875台
(H28/8/13現在)
の中古車が溢れかえっています。

価格なんて表面的なもの。
価格なんて表面的なもの。

購入したい中古車を絞り込むのに一番良いのは、候補車を一台一台見ていき価格と程度が納得するレベルの車を見つけること。但し、現実的にはプロでも難しい。現在の状態は把握できても納車後にやってくる故障など神のみぞ知るからである。そこで大事なのはやはり過去の修理履歴がわかること。そう。整備記録簿もしくは整備納品書があることが望ましい。昔、先輩がこんなことを言っていた。『整備記録簿のない5万キロの中古車より整備記録簿のある10万キロの車を信じろ!』と。つまり整備内容が分からない車は距離が合ってるか?も分からないし、今後の整備方針を立てにくい。逆に整備記録簿のある車は今後の整備方針も立てやすいし、何よりも大切に扱われた感が伝わる。

専門的な知識を持ってるか?が大事。
専門的な知識を持ってるか?が大事。

ちなみに中古車の売り方には大きく分けて2つに分かれます。

個人から購入
業者から購入

個人から購入の場合はもちろん保証などはないだろうが、価格が安かったりしてお買い得感を感じる場合があります。但し、無責任な売り方も目立ちトラブルも後を絶ちません。

業者から購入の場合はいくつかのパターンがありますね。

現状販売(見たままの状態で個人売買に近い)
整備販売(何をやるかはショップ次第)

この整備販売が曲者で、何をやって納めてくれるのか不透明な場合が多い。そしてその作業内容が中古車の状態を決めるといって過言ではないです。ちなみに車検のみを取得して50万円で乗り出せる中古車があったとします。ただ現実として、より良い状態にするためにはあと20万円の整備費を掛けたほうがいいと判断したショップは乗り出し価格を70万に設定しました。ただこの価格を見たユーザーは単純に『他所よりも高い!』と感じてしまうでしょう。ただ、高い安いの判断は個人的なものですし、しばらく乗ってからなら判断出来ることでしょう。車にとってもユーザーにとってもこういう買い方をしたほうがいい場合もありますし、逆に何もしないでいいから安いほうがよいというユーザーさんもいるでしょうから。

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中古車屋の視点から言えば、プラス費用が掛かっても追加整備を受け入れてほしいし、逆に現状でどこまでの整備をしてから渡してくれるのか?聞いて欲しかったりします。それにしても中古車の買い方は一台一台違うので本当に難しいですね。

キリキリ酒井