山形パンダ納車 その1

山形県新庄市まで黒パンダ登録納車に行ってきました。
その一部始終です(笑

昔は当たり前のように行ってた全国各地の納車ですが、
ここ数年は影を潜め、マメに行くようになったのはココ最近の話である。
まず基本的に車が売れないことには納車に行けません。
遠方からの問い合わせの場合、現車を見れない不安から購入を断念しちゃうことがほとんど。
そうなる理由には、お客様以上に僕の不安が相手に伝わってしまうことが原因かもしれません。

ウチで扱ってる車は見た目の可愛さとは裏腹に、
部品供給の問題や故障の問題などをいっぱい抱えています。
それが地方に行った時に「納車後は誰が面倒見るんだろう?」「故障しないだろうか?
などの不安に直面します。
それには、より整備を充実させて納めるしか手はありません。
そーすると自ずと価格が上がってしまい、お客様の購入意欲も遠のくわけです。


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今回、黒パンダを購入していただいたS様は女性の方です。
男性よりも遠方の地からの購入には不安なハズ。
そして僕自身もさっき話したようなことが、より不安となってくるわけです。

S様は「酒井店長がメールでの質問に丁寧に答えてくれた」ということでしたが、
大半はメールでの質問に対して返答しても、返事すら来ないことが普通です。
実はそうゆう「一方通行的な商談」って凄く寂しいんですよね。
正直、S様からも返事は来ないだろうと思っていたところ、しっかりとした返事を頂いたのです。
嬉しかったですね(^^♪

この時点では成約とはなっていませんでしたが

乗りたい夢を何とか叶えさせてあげたい!」という気持ちと、
そして「この娘なら大丈夫!」という気持ちが、僕自身の納車への不安を無くしていってくれました。

で、僕の想いS様の想いが一致して、成約の運びとなるわけですが、
納車方法の問題が出てきました。

車検が切れる車だったので、
抹消して陸送会社で送る
こちらで車検を取ってから陸送会社で送る
登録納車まで全てこちら側で行う

①、②は金額は安いかもしれませんが、S様自身で車検や名変をしなければいけません。
③は僕自身が動くので金額が少し高くなります。

本来ならというか10年以上前はお客様からお金を貰って
どこの地区でも納車に行くのが普通でした。
ただ、最近はネット社会の浸透で、あたかも現車を見たような錯覚に陥ってしまい、
格安の陸送会社で車だけ送り、名変は自分でやってしまうケースが多くなってきました。

それなのに、S様がを選んでくれました!本当に嬉しかったです(^^♪


さて、いよいよ納車の旅の始まりです!
万が一のことを考えると、積載車で行くことも考えましたが、
500キロ近くの距離をノントラブルで走ってきたことが、お客様の安心に繋がるし、
愛情掛けて整備した故、「絶対に壊れない!」とパンダとの信頼感もありました。

おかげさまで道中、黒パンダは絶好調でした(^^♪
パンダのいいところは高速での直進安定性にあります。
フィアットの生産国はイタリアトリノでアルプスの山々が近い寒い地域です。
例年、雪深くなるこの地域では前輪にしっかりとしたトラクションが掛かる車が必要になります。
パンダに限らず、この時代のフィアットはフロントの車軸上に重いエンジンが載っかっており
前輪にしっかりとしたトラクションが掛かるので、直進性も良く、雪にも強い車にもなります。

朝、6時に出発して途中で1回休憩を挟んだものの、
山形陸事には11時半には着きました!
5時間運転しっぱなしでしたが、驚くことに腰などに痛みや疲れは一切感じませんでした。
そのあたりが「パンダ恐るべし!」なところですね(^^♪

夕方の18時新庄駅納車にはまだまだ時間があります。
そーなると必然的に「グルメ納車珍道中」となってしまうわけです(笑

 

続きはその2で!

 

GATTINA