今日は比較的暇な日曜でした。が、
Sさんのランチアデドラのドアノブが壊れて開かず、
バラしてみたら中のシャフトがポッキリ折れてました 泣
部品が何処にもなく、直すしかないよなぁ・・・
その程度の仕事しかない日だったので
今日はオイルの話でも 笑
エンジンオイルの選択ってすごく難しい。
よく回るようになったからって良いオイルとは限らないし、
オイルの漏れがあるからって
エンジン内部に悪いとは限りません。
また旧車には硬いオイルがいいとはいっても
硬すぎてもエンジンに負担がかかります。
んじゃそのあたりの判断てどうしたらいいんでしょう?
正直言うと、一発で判断するのは難しいんです。
同じエンジンでも走行距離や個体差などで使うオイルも変ってきますし、
当然粘度なんかも変ってきます。
だからまずは指定のオイルに近いものを入れて1000kmほど走って
前に入ってたオイルと比べてオイル消費が多いようなら少し硬くする。
回りが重く感じたら粘度をやわらかいものに換える。
また、オイル滲みが出るようなら鉱物系のオイル(部分合成油)にする。
そんな感じで段々と適したオイルを見つけていくのが良いと思います。
気を付けなければいけないのは、
良く回るようになったからっていっても、
粘度がやわらかくなっただけで回るように感じてるだけかもしれません。
もしかしたらエンジン内部には優しくないことが起きてるかもしれませんョ 。
あとオイル滲みの件ですが、
滲みばかりを気にして安い鉱物油を選んで使用すると、
エンジン内部にスラッジがすぐに溜まってしまいます。
それはエンジンにとって非常に良くない現象です。
スラッジが溜まる理由は
オイルがしっかり精製されてなく、不純物が多い為か、
粘度指数向上剤(ポリマーが多く含まれてる為です。
よく、「安いオイルをマメに換えるのが良い」なんて話を聞きますが、
「良いオイルを長く換えない」ほうがエンジンには良いのです。
話を戻しますが、
色んな銘柄を使うことで
自分の車にとって「いいバランスのオイルはコレだ!」
ってわかってくると思うんです。
わかりやすく言うと、
いいオイルの条件は下記の事柄がバランスよくクリアしてることです。
「エンジン音が静かなこと」
「オイル消費が少ないこと」
「オイル滲みが少ないこと」
「スラッジが溜まらないこと」
「程よく回るエンジンになること」
これはしっかりデータを取っていないと
決めることが難しいです。
ウチの常連さんの車は
現状に適したオイルを僕が勝手に選択しています。
なので度々入れるオイルが変ってしまうことがあります。
ただ、お初のお客様のオイル交換の場合は
以前のデータがないのでエンジンルームや下回りの状態、
お客様の現状での不満点を聞き、
ベストなオイルをチョイスしています。
非常に真剣に選択しています 笑
オイルの選択に悩んでいる方は
是非ご相談くださいね!
GATTINA