成澤さんとスバル レックス

店長酒井と、YouTubeの映像担当 須藤(スタッフK)が納車後のお客さまを突撃して話を伺っちゃう新企画。その名も「突撃!その後のお客はん」。

記念すべき第一回目のゲストを突撃するため、ガッティーナから電車で30分ほどの町田へ向かう。
都心ほどじゃないけれど、複数の路線が乗り入れ 商業ビルや飲食店が立ち並ぶ人通りも多い大きな街だ。
20代前半まで私は豪徳寺に住んでいて、大学時代の友達が当時 江ノ島に住んでいたので、ちょうど中間地点のこの駅でたまに待ち合わせて遊んだものだった。その時以来に降り立つこの街は「大きいなぁ」「人がいっぱいいるなぁ」20代の頃に感じていた印象とあまり変わらない。

成澤さんが営む古着屋『MONKEY』は、小田急線「町田駅」の西口から徒歩3分ほど。
線路沿いを歩けば ほらほら、見えてきた黄緑色の可愛いお尻が。

ガッティーナの秘蔵っ子として、じっくり時間をかけて仕上げたスバル レックス(昭和54/1979年生まれ)。とっても可愛いのに、エアコンもないし、キャブ車だしマニュアル車だしで なかなか売れなかった。売れなくてもいいよ、このままずーっとガッティーナにいなよ、と思いはじめていた矢先、突然成澤さんが現れた。

“一目惚れだった”というレックスを初めて見にきたその日に「買います!」と力強く宣言。続けて「実は2週間前に妻のクルマ(カングー)を買いまして、子供も二人目が産まれたばっかりなんですけど、、、(お金のことは)まぁ!何とかなる!大丈夫でしょう!」とガハハと笑う姿が頼もしく、眩しかったのを覚えている。

クルマを探す前提として、とにかく人と被りたくないということがテーマにありました。詳しい訳ではないので、最初は好きな色やデザインといったファッション的な目線で様々な年代のクルマを見るところからはじめました。そのうち、自分の好みのディテールが旧車に多いことに気づいて、旧車に絞って探しはじめたところ、ガッティーナさんの在庫車にあったレックスに辿り着きました。一目惚れしてしまって、すぐに連絡、相談、即決してしまった感じです笑

なるほど。年に2回アメリカへ買い付けに行くという古着のチョイスからも、成澤さんの人となりやこだわりが感じられる。『MONKEY』は主にメンズファッションを扱うお店だけれど、このサイズ感なら着られるかも、と気になったブルーのセットアップを手にとってみる。
「これカッコいいんだよなぁ〜、1950年代の野球チームのユニフォームですね。多分、ローカルなクラブチームのものだと思うんですけど、セットっていうのがなかなかないんですよね。背中のチェーンステッチがいいんだよなぁ・・・」
試着をしている間、店内では同行した酒井がシャツが気になっているみたい。「それはORVISっていう釣りのブランドで1856年からある老舗なんです。生地が薄くてこれからの季節に最適かも。アウトドアのブランドだし、洗濯してもすぐ乾きますよ!」

成澤さんと話をしていると1着1着から、その時代のアメリカの景色や人たちが立ち昇って来るようだ。まるで映画を見ているようでもあり落語を聴いているようでもある不思議な感覚。あれ、これってなんだかガッティーナで旧車たちと対峙している感じとも似ているなぁ。

高校生くらいから古着が好きで、大学に進学したけど、将来は絶対古着屋をやる!って決めてたんです。一点物だから人と被らないし、何より古着にはすべてに背景があるところに惹かれました。商品を仕入れる時、自分で古着を買う時、どんな人がどんなシーンで来ていたのか考える時間も含めて古着の魅力であり醍醐味です。

ヤフオクで入手したという当時もののキーホルダー。この頃は鍵ひとつとってもオリジナリティがあって楽しい。


ところで、今年でオープン6年目を迎えたという『MONKEY』だが、この路面店の雰囲気にパズルのようにハマっているレックス、お客様にも反響がありそうだけど…?
「普段ずっとここに停めているわけじゃないので笑、でも今日準備中に写真を撮っていいかって声をかけられましたよ。あ!あとこの前、店に来る途中 向かいからセルボモード(多分ガッティーナのお客さんw)が走ってきて、目が合ってお互いに会釈したりってことがありました、なんかそういうのも面白いっすよね」

レックスが来てから、クルマがただの移動手段じゃなくなって、乗るだけで楽しいと思えるようになりました。店への往復がメインではあるものの、用事がなくても乗りたくなってちょっと走りに行ったり。あと、クルマもファッションの一部なんだという気づきがあったりして、自分が店をやっていく上での考えにも広がりが出てきたように思います。プラスしかないですね。

取材をさせていただいたのは梅雨のはじめ。これからエアコンなしの旧車乗りには長く辛い季節がやってくる。でも、どこまでも前向きで楽天家気質な成澤さんなら問題なしだろう。
「いやぁ〜!マジで暑いっすね〜!」とガハハと笑いながら遊びに来てくれる姿がすぐに思い浮かぶから。
レックスは成澤さんを待ってたんだなぁ。

これからもレックスに長く乗り続けたいです。綺麗な状態を維持しながら、色々なところに出かけていきたいと思ってます。

Owner’s Profile
成澤 貴人 1992年生まれ。
古着屋『MONKEY』店主。
愛車は1979年(S54年)式 スバル レックス。
好きな晩ごはんは「担々麺」。

MONKEY
@monkey_machida
” デイリーなアメリカを感じられるショップ “
アメリカ買い付けで、人と物との出会いを大切に、
その時々に良いと感じた物を提案する。

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