ベスパカー(通称アペ)救出大作戦@岡山

“スクーターのベスパ”で有名なイタリアのPIAGGIO社が三輪車をつくっていたことを皆さんはご存知でしょうか?私は知りませんでした。この希少なベスパカー(通称アペ)の買い付けで、今回チーム・ガッティーナ4名そろい踏みにて岡山へ行って参りました。

ガッティーナには #忘れ去られたクルマ専門店 #代わりのないクルマ専門店 #コビは売らないガッティーナ などのいろんな通称がありますが #旅するくるまや もそのひとつ。よほどの事情がない限り、国内であればどんなに遠くても店長自ら実走で納車や買い付けに向かいます。業者を使うと輸送費が高額になってしまうことや、古いクルマが多いので実際に走って調子を見るためなどの大切な理由もありますが、本音は全国の美味しいものを食べたりクルマとの旅を楽しむことが一番かもしれません(現に納車費用は9割型赤字ですw…) というわけでその理念に共感且つ予定の合うスタッフや仲間たちがたいてい同行することになります笑。


オーナーさんからお話をいただいてから5年。いよいよ期も熟して、具体的に引き上げる方法を考えはじめた店長が半年ほど悩んで下した決断は「アペの入るクルマを仕入れて実走で取りに行く!帰ってから2台とも売る!」でした。なんだか昭和の政治家みたいな考えに、ゆとり世代をややかすめた私は目から鱗。そこからアペの入るクルマ(でもただサイズ的に入るだけではダメで、ガッティーナ・ブランドに恥じないコじゃなきゃダメ)を探す長い長い道のりを経て来たこのキャラバン。そうです、アペ救出作戦は話が持ち上がった時から壮大なプロジェクトだったのです。

途中で京都に寄り道し、向かうは『ラーメンながた』現在549店が鎬を削るラーメン大激戦区の京都で2025年のベスト17店に選ばれた大注目店。ガッティーナの京都行きつけ店のひとつです。

さて、一行は恒例の寄り道グルメを堪能しつつひたすら岡山へ(美味しいものへの情熱以外は割とストイック)、往復1500kmの距離ですが4人で割れば1人400km弱、大した距離ではありません。大勢でのクルマ旅はこういう利点もありますよね。夜は馴染みの素敵なお宿で地元のご飯とお酒に舌鼓を打ち、翌朝。いよいよ待ちに待ったアペとご対面の日がやってきました。


趣のある由緒正しき材木屋さんの倉庫で眠っていた正にお姫様。みんなで優しく起こしながら、どうやってキャラバンに積みこむのかの思案がはじまります。帰りの都合上、今回バイク用のスロープを持ってこなかったので人力で持ち上げるしかありません。


ま、とにかくやってみるしかないねということで後輪からヨイショと持ち上げ、荷台へ。我に帰ると早朝から何してるんだろという光景ですが無の境地で全集中!なんとか半分乗りました。(道ゆく人の視線もアペ姫の可愛らしさのせいか心なしか温かかったのに救われましたw)


その後もいくつかのすったもんだがありつつも、大勢の大人たちの知恵と人力によりなんとかキャラバンの中へと収まったアペ!完全に謎の生物にしか見えません!かわいい!!


これに気をよくした大人たち、隠れプロジェクトだったベスパのスクーターも一緒に連れて帰れるんじゃないかねぇと満面の笑みを浮かべて運んできますが、こちらは流石に乗らずでした…。


というわけで、近々新たに紹介されたホンダ フュージョンとベスパのスクーターを救出しに、また岡山へと来ることになりそう…というオチ付きで2日間のなんとも忙しない旅はこれにて終了。


帰りは、神戸に寄り道しトンカツを食し、なんとか日付が変わる前に無事お店へと到着。まだ、キャラバンから降ろすという最後の大事な任務が残っていますが、その後はお店の特等席に展示される予定ですので、続報を待たれよ!です。

スタッフK

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