本場モノ

以前から伝えたかったことが何となく浮かんだから書いてみたよ。

本場モノて何だろう・・・

本場の意味を調べると・・・

ある物事が本式に行われる場所。また盛んに行われてる所
本場のフランス料理」とか「本場仕込」など。

ある物の本来の産地。また、主要・有名な産地
「ワインの本場」などなど。

 

イタリア料理でもフランス料理でも本来は日本人の口に合わないものもあるだろうに
職人は器用だから日本人にあわせたレシピに変えてしまう。

最近、バゲット(フランスパン)をよく食べるが、
皮はパリッと中ふんわりみたいなものがほとんどだ。

僕がフランスに行ったときに食べたバゲットは
アゴが疲れるくらいかたくて、でも癖があるくらい味がしっかりしたものだった。
でも日本人は敬遠しちゃうだろうなぁ・・・とも感じた。

敬遠しちゃうといえば、イタリアでは食後の定番のエスプレッソ
日本ではほとんど飲む人がいない。
飲んだとしてもブラックで飲んでいる。
これイタリアでやったら注意されるらしい 笑

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食べるものなど人の好きずきだから
とやかく言ってもしょうがないことだけど、
僕は少しでも本場の味食べ方飲み方を知りたいです。

 

車もそう。
僕がイタリア車に興味を持ち始めたきっかけは
美しいデザインに惹かれたからだが、
まだ見ぬ国イタリアを
車に乗ることで少しでも行ったつもりなれるのかな?
というのが大きかった。

ただ最近はイタリア車も豊富に輸入され
日本車と変らないクオリティにはうれしい限りだが、
一つだけ寂しいことは、ほとんどが右ハンドルで輸入されちゃってるということ。

もちろん、右ハンドルだから日本で乗るには不自由もないし
イタリアも十分に感じられる。
また、昔のような右ハンドル故の弊害も無くなってきている。
(昔は外車で右ハンドルなんて欲しくても無かった時代だった)

でも僕はイタリア車は左ハンドルで乗りたい!
古臭いと言われるかもしれないが、
未だに拘っている。

それはやはりイタリアで普通に走ってる仕様に乗ることで、
少しでもイタリアに近づいた気になるからです。

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日本は恵まれた国。
いつでも好きなものが買える食べれる。
便利すぎる。

贅沢な話かもしれないが、
手に入れられるなら、
新旧問わず、本場に近いものを手に入れていきたいと思う今日この頃です。

 

キリキリ

 

88年 フィアットパンダ1000CL 続き

フロント足回り系の部品が揃ったので
少しご紹介~

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フィアットは部品が安い。

ショックも交換したから上記部品を全部交換すれば
かなりシッカリしますね 笑

あとは以下のものを少々・・・

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少しネガキャンにするボルト

ラックからの異音はコレ交換。

 

それにしてもエンジンが静かで調子がいいワ~ ♪
1000CL
だからここまでやる気になれるんです。
わかってもらえるかなぁ・・・

板金箇所が少しあるので
明日出しに行ってきまーす♪

 

GATTINA

88年フィアットパンダ1000CL

昨年お客さまから買取をした
パンダ1000CLダブルサンルーフ
徐々に仕上がってきています。

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色は黒です。

 

まずはガッティーナオリジナルのキャンバストップに張替えして
高級感と耐久性をアップさせました。

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エンジンはプラグ交換のみで十分に調子がいいので
今回は足回り中心に仕上げていこうと思ってます。

まずは前後モンロー製ショックに交換。
(併せてアッパマウントバンプラバー/ダストブーツも交換)

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やれやれショック ご苦労様! ガッチリしますよ~♪

 

テンションロッドB/C交換
ロアアームASSY交換
ナックルアーム交換

ブレーキローターを左右新品に交換
(ブレーキパットもおそらく交換)
リアブレーキシリンダー交換

上記交換作業でフロント回りはかなりカッチリすると思います。

後は点火系を少々見れば終了といった感じでしょうか。

 

パンダのキャブ車は、ほぼ絶滅状態ですから
手を抜かず仕上げています。
ただ、何だかんだ言ってもシンプルな車だから
仕上げは楽ですね~ 部品も出ますしね 笑

 

パンダのマニュアルをお探しの方は
ウチの1000CLを見てから決めましょうね ♪

 

GATTINA

昭和47年スズキフロンテクーペGXF

昨年からジワリジワリ仕上げてるフロンテクーペLC10Wですが、
取りあえず途中経過の報告です。

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グリルを黒に換えてみたけど・・・

3連キャブのO/Hは早々に終わっていましたが、
クラッチの消耗のせいなのか、発進時にジャダーが起きてました。
念のためにとクラッチキットを探し交換しようと思いましたが、
まったく見つからず 泣

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可愛い3連キャブです。 O/Hにはたくさんの部品を交換

前期と後期でディスクの寸法が違っているのが苦戦の原因でした。
でも全国津々浦々、色んな方の協力でやっと発見できました!

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交換するのとしないのでは大違い 中古だけど効果絶大でした。

クラッチカバーとスラストベアリングを新品に交換して
ディスクプレートは張り替えてもらいました。
クラッチO/Hついでに、一部マウントも中古良品に交換。

結果、ジャダーなくスムースに発進可能になりました!

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リードバルブも新品に交換 燃料ポンプをバラしてO/H~

 

エンジン関係はひとまず休憩で
これからは内外装のリセットに入れます 笑

今回用意したのは、メッキモール類エンブレム類
どれも中古品ですが、付いてないよりマシです。
問題は外装をどこまで仕上げるか?です。

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付いてないフロンテ多し ボロかったけど何とか付けます。

いくら外装が程度が良くても
エンジンO/Hしてない車の100万オーバーでの販売はは厳しいので、
そこそこバランスよく仕上げようと思います。

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スポーツカー顔負けのインパネ

でもやっていくうちにまじめに仕上げちゃう可能性も無きにしも非ず。
そのときはヤケクソでエンジンO/Hもやってしまうか!?

なーんて、これ以上自分の首は絞めたくないです 泣

今日から板金工場に入ります。
また数ヶ月掛かっちゃうのかな・・・

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どう変るか?お楽しみに!!

ガッティーナで一番の名車?だから慌てず騒がず仕上げていきたいと思います。
他のフロンテクーペ考えてる人はこれ見てからのほうがいいですよ~♪

 

GATTINA

 

 

 

カテゴリー : 日本車

投 稿 日 : 2011年5月9日

在庫車の問い合わせについて

今日から通常営業に戻りました。

ここ最近、仕上げ中の車が多いので

大体幾らですか?」みたいな問い合わせが多いです。

毎回話しますが、旧車に関しては「いくら?」の問い合わせにはお答えにくいのが現実です。
つまりお客様によって仕上げのフィニッシュが違ってくるからです。

もう少しわかりやすく話すと、

車に詳しくない人が現車を見ないで買う場合。
車に詳しくない人がが現車を見て買う場合。

と、
車に詳しい人が現車を見ないで買う場合。
車に詳しい人が現車を見て買う場合。

というようなお客さんのタイプに大まか分かれます。

車に詳しい人というのは
旧車の現実を経験上知ってる人や
身近に主治医がいる場合などを指します。

また車に詳しくない人というのは
旧車の経験が始めてだったり、
身近に主治医がいない場合の人を指します。

トラブルを未然に防ぐ為、その他リスクを減らす為には
上記の状況を事前に確認する必要があります。
そうでないと「いくらです。」とは言いにくいのです。

つまり、このお客様が最終的にどんなコンディションで乗ってくれるのか?不安になるのです。
だからそのまま乗ってしまいそうなお客さんには余分にでも整備してから納車したいですし、
また、車に詳しくて主治医がいるかたは現状で安価に出せる場合もあります。

 

状況の確認は来店いただかなくても電話やメールでも確認できます。
その上、お互いの信頼関係が生まれて
初めて金額の提示ができるのです。

これは地方の人、近所の人の違いはありません。

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最近というか以前から気になることは
メール時の話のキャッチボールが出来ないお客さんがスゴく多いということです。
気持ちはわからなくないですが、
買わないまでも好きな車で出来たご縁ですから、僕は色々話したいんです。
更に現車を確認できれば勉強になるだろうし、今後に繋がるいい経験にもなるハズです。

それでも大体の値段くらい教えろ~!見たいな方もいるでしょう。
今までの経験上、その人に大体の値段を伝えたところで
その後のメールの返事も来ないし、買うことはもちろん、見に来ることもないっていうのがほとんどですね。
正直、そういうのは嫌ですね・・・

愚痴っちゃってすみません 泣

 

見に来い!とは言いませんから
メールのキャッチボールはしましょうね 笑

 

kirikiri

 

1969 lancia flavia milleottoLX

連休中頑張ってます!
タウンエース、アクティバンが成約となりました~♪
まだ他のも売れそうな雰囲気ありますよ 笑

そんな感じの今日この頃ですが、
長年、個人の所有物として維持してきたランチアフラビアを手放すことにしました。

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希少な品川55です。

 

フラビアの経緯を少しだけ・・・

20015月、僕は大きな交通事故を助手席で起こしました。
1年のリハビリと後遺症を残すものでした。

何とか退院した20021月、
日頃からお世話になっていた山口館長に挨拶する為に
山中湖のギャラリーアバルトに出向くと
そこには数々のアバルトたちとは明らかに異彩を放つ一台の車が置いてありました。
それがランチアフラビアとの出会いでした。

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milleotto(ミレオット)は1800の意。

アバルトなどの現実からかけ離れた車と違って、
このフラビアはどこか親しみを感じました。

これ欲しい・・・

そのくらいの感情で当日はその場を去りましたが、
数日後、館長経由で

オーナーが退院祝いで売ってやる!って言ってるぞ!」との話が!

滅多にオーナーが車を手放す機会なんてそうはないハズ。
仕事もちゃんとしておらず、大枚を用意する余裕もなかったが、
これは最後のチャンス!無理をしてでも所有したいと思い、
どうにか資金を掻き集め、購入させていただくことに至ったわけです。

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ドアの閉まり音はドイツ車みたい。

そんなフラビアも購入してから早9年が過ぎました。
当初はイベントに行ったりして活躍していたフラビアでしたが、
藤沢移転と共に出動回数もめっきり減ってしまい、
挙句に車検も切れてしまうことに。

ただ車検は切れてしまっても仮ナンバーでイベントの出場は続けてきましたが、
ここ1年はまったく外に出すことも無くなってしまいました。
それでは車が可愛そう・・・泣 ということで、
思い切って手放す決意をした次第です。

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走行2.3万キロ(実走行) フランス車のような座り心地

 

そこでこの場をお借りして
大切にしていただける時期オーナーを探そうと思います。

条件が多少あります。

ランチアが大好きで大切にしてくれる方。
できる限り屋内保管ができる方。
現車を確認に来れる方。
できる限り品川55を継続できる方。

です。

申し訳ありませんが、「いくらですか?」の質問はお控えください。
あくまでも現車を見に来られた方のみ良心的なお話をしたいと思っています。

1969年 ランチアフラビア ミレオットLX
検査切れ 走行
2.3万キロ
4速 パワステ付き

ランチア伝統の水平対抗エンジンFF車です。

整備はもちろんそこそこしてきてる車ですし、
使えそうな純正部品も多く付属しています。
速い車ではありませんが、調子良いです。

但し、ブレーキがここ1年乗っていなかったので少し不安かな?

 

気になる方はメールをいただければと思います。
kirikiri@gattina.net   酒井まで。

おかげさまで良い嫁ぎ先が決まりそうです♪
皆さまお問い合わせありがとうございました!

GATTINA

ゴールデンウイーク営業について

震災の影響でゴールデンウイーク中は
みなさん自粛ムードかと思いきや、
そこそこご来店いただいております。
ありがとうございます!

今年は(も?)木曜日(5日こどもの日)以外は通常営業いたします。

遠方からのご来店の際は
念の為、事前連絡いただけると幸いです。

 

GATTINA

カテゴリー : おしらせ

投 稿 日 : 2011年5月1日