多走行車の修理いろいろ話。

自分の車でもお客様の車でも『どこまで修理するか?』が毎度毎度の課題です。特に故障の先が見えない旧車や多走行車はなおさらです。例えばタイミングベルトの交換時期がきてその作業をやるとします。詳しい方ならご存知なように、タイミングベルト交換といってもそれだけじゃなく、テンショナーやウォーターポンプも一緒に交換するのが定番メニューです。ただ、多走行車の車であればそのメニューにプラスしてカムカバーパッキン換えたり燃料ホースも変えた方が良かったり走行の少ない車以上に出費が嵩んでくることが想定されます。全てが出来れば理想でしょうがお客様にも予算の限りがあるでしょうから『何を優先してやるか?』をお客様と念密に相談はします。

でも本音はやっぱり絞り込んでの修理よりは徹底的にお金を掛けてしっかり修理したいなぁ…って思う。

ただ、

ここまでお金掛けて蘇らせても新車になった訳じゃないからまた壊れる時が来るだろうな…

お客様はそれで良いのだろうか?

そんなことが頭の中をよぎります。

なんでも治して末長く乗っていただくことがポリシーの僕からすると提案しにくいことなんですが、乗り換え案も提案した方がいいのかなぁ…と思う今日この頃です。

キリキリ酒井