オイルの話。

今日はいっぱい話してそうで実はちゃんとお話ししていないオイルの話を少々。エンジンオイルは大きく分けて2つあります。

鉱物油
化学合成油

①の鉱物油を更に分けると化学合成油がブレンドされた『部分化学合成油』が分類されてきます。
②の化学合成油は100%化学合成油と水素化分解合成油(鉱物油の不純物を丁寧に取り除いたオイルでハイドロクラッキングオイルとかVHVIオイルと呼ばれる。欧州だと鉱物扱いかも)に分類され、さらに100%化学合成油の中にはエステルとパオ(厳密にはその他もある)という化学合成油があります。そして100%化学合成油のほとんどはエステルとパオのブレンドオイルになります。(例外あり)

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これはドイツのリキモリってオイル パンダでよく使います^^

今書きながら『ヤバい!』と思ったのは、エンジンオイルってここで簡単に説明できるほど単純なものじゃないので長くなっちゃうことに気が付きました。だからごくごく簡単に話していきますね(笑)

僕が率直に訴えたいことは、

車によって入れるオイルは違ってくる
オイルは安かろう悪かろうの世界
交換サイクルはオイルによって違う

の3つくらいです。
①は旧車は旧車に合ったオイルがありますし、比較的新しい車は普通の点火エンジンと直噴エンジンとでは使うオイルが違ってきます。
②は安いオイルをマメに変えることが良い!と言われてるユーザーさんへの警告ですね。ま、安いオイルが全て悪いと言ってるわけではなく、成分を見極めることが大事ってことです。また安いオイルっていくらで販売されてるもの?っていう認識も人それぞれでしょうけどね(笑)
③は単純に鉱物油はロングライフなオイルではないので早めな交換サイクルで、化学合成油は鉱物油よりもロングライフなので少し長めの交換サイクルで大丈夫です。但し、旧車(特にキャブ車)は燃料希釈が激しいので化学合成油でも早めの交換サイクルが望ましいです。

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ノンポリマーが評判のASHの最高級オイル

あ、短くまとめようと思っても出来ない!(泣)

少し具体的な話をします。ウチでは80年代から90年代の設計の車は鉱物油もしくは水素化分解合成油を使用します。(理由があります)また、大雑把に2000年以降は水素化分解合成油か100%化学合成油を使います。さっきもお話ししたように高年式でも使うオイルは変わってきます。(直噴エンジンは特に)あ、参考までにですが、ディーラーで推奨してるオイルよりも少し固めな粘度のオイルか少し価格帯の上のオイルを使うことをお勧めします。特にオイルに対してシビアコンディション的な使い方(例えば旦那さんの送迎だけや近所の買い物にちょこちょこっとしか距離を走らない人)する方ははなおさらです。

あ~話が止まらない。。。

整理整頓しなくちゃ!(泣)
整理整頓しなくちゃ!(泣)

オイルの選択には絶対的な自信を持ってますので、もし悩んでる方がいましたらキリキリ酒井までお気軽にお問合せくださいね!(kirikiri@gattina.net)

 

キリキリ酒井